サービスに対する感謝の気持ちを、ちょっとしたお金で表す。これがチップです。
接客サービスを生業としている人は、このチップ収入が貴重な財源になっています。
しかし、チップという習慣は日本にはないので、旅先で一番戸惑うことかもしれません。
そこで、チップが必要になる場所とチップの金額の目安(ユーロ)をまとめてみました。
タクシー
10%程度。
大きな荷物を持ってもらう場合は、やや多めにチップを渡すのがエチケットです。
レストラン・カフェ
支払う金額の10%が目安。
支払いの際の細かいお釣りを、そのままチップとして残しておくのがいいでしょう。
トイレ(公衆トイレ)
0.5ユーロ前後。(料金表示がある場合は、表示金額になります)
トイレ入口に窓口がある場合、世話係がいる場合、清掃係がいる場合、チップを置くトレーが用意されている場合など。
劇場・コンサート会場
クローク、座席案内係にチップを渡します。
コートや大きな荷物を預けるクロークには、気持ち程度のチップを。
ホテル
ルームメイド、ベルボーイなどに0.8ユーロ程度。
ルームメイドにはチップを渡すのがエチケットです。部屋を出る時に、ベッドサイドにチップを置いておきましょう。
ヨーロッパ一人旅で、チップを渡したのは2回だけです。
おそらく、チップを渡さなければならない場面はもっとあったと思いますが…。
(1) ウィーンの三ツ星ホテルに宿泊した時、荷物を運んでくれたベルボーイさんに。
(2) ウィーン・ミッテ駅からユースホステルまで乗ったタクシーの運転手さんに。
それ以降は、チップが必要になる場所へは、一切近づきませんでした。
理由はチップ払うの面倒くさいから。
いや…。
本当の理由はチップ払うのもったいないから。
だって1ユーロあれば、ミネラルウォーターのボルビック1.5L(0.7ユーロ)が買えるんですよ!!!