海外旅行(準備・出発・海外滞在・帰国)に関連した用語(用語集)を紹介しています。
海外旅行(準備・出発・海外滞在・帰国)の用語集
パスポート、ユースホステル会員証、セキュリティグッズ、変圧器、変換プラグアダプター、EDカード、クレームタグ、VAT、エフ・アイ・ティー(FIT)など、様々な海外旅行(準備・出発・海外滞在・帰国)の用語(用語集)を解説しています。
パスポート(旅券)
海外滞在時に旅行者の国籍、身分を証明してくれる唯一の公文書。
「パスポート」がなければ、日本からの出国も他国への入国もできません。
旅先では常に重要な身分証明書となるので、絶対に紛失しないように注意しましょう。
「パスポート」には、有効期間が5年のもの(濃紺)と10年のもの(赤色)の2種類があり、選択できますが、20歳未満の人が取得できるのは5年間用のみです。
申請は、住民登録している都道府県の旅券担当窓口(パスポートセンター)で行います。
地域によっては出張所もありますので、最寄りの窓口で申請しましょう。
ビザ(査証)
目的国への入国許可証のこと。
「ビザ」の要不要や条件は国により異なりますので、渡航が決まったらすぐに確認しましょう。
「ビザ」が必要な場合は、その目的国の大使館もしくは領事館で申請手続きをすることになります。
「ビザ」を取っていても、その国に入国が許可されるかどうかの最終判断は、現地の入国審査官が決定します。
所持金が少なかったり、復路の航空券を持っていなかったり、観光ビザでありながら入国後働く意志ありと見なされたりすると入国が拒否される場合もあります。
ユースホステル会員証
世界80か国6,000か所のユースホステル共通で利用できる会員証。
会員になると、世界各地にあるユースホステルが、メンバー価格で利用できます。
ほかにも、美術館・博物館の入場料や飛行機・鉄道の運賃が割引されるなどの特典もあります。
「ユースホステル会員証」は、年齢制限はなく誰でも取得できます。
有効期間は、取得した日から1年間(翌年同月末まで)
国際運転免許証(IDP)
渡航先の外国でレンタカーなどを運転をする場合に必要となる免許証。
日本の運転免許証があれば、誰でも取得できます。
住民登録をしている都道府県の運転免許センターや公安委員会で発行してもらえます。
有効期限は発行から1年間。
なお、現地では「国際運転免許証」と「日本の運転免許証」の両方を携帯することになります。
国際学生証(ISICカード・アイジックカード)
98か国で学生割引き利用可能の国際的に統一された学生身分証明書。
美術館・博物館・劇場といった文化施設を中心に、観光スポットの入場料が割引きになるなどの特典があります。
また、パスポート代わりの身分証明書としても利用できるので便利です。
「国際学生証」は、日本の学校に在籍していれば誰でも取得できますので、学生の方はぜひ取得しておきましょう。
国際青年証(IYTCカード)
国際青年旅行連盟(FIYTO)が26歳未満の人を対象に発行するカード。
学生でなくても、26歳未満なら誰でも取得できます。
「国際学生証」と同じような特典があり、文化施設・ホテル・レストランなどで割引きが受けられます。
有効期間は発行日から1年間。
国際予防接種証明書(イエローカード)
伝染病感染地域に指定されている場所に行く場合に必要になる証明書。
「イエローカード」は俗称で、紙が黄色のところから由来します。
現在、海外旅行に際して、入国時に要求されるのは「黄熱病予防接種証明書」のみです。
黄熱病の予防接種は、指定された検疫所(14か所)と日本検疫衛生協会でのみ実施されています。
クレジットカード(C/C)
海外旅行に欠かせない必需品。
欧米の場合は現金をたくさん持っているより、「クレジットカード」を持っているほうが信用度が高まります。
また、海外では身分証明書代わりになったりもする(ホテルの宿泊時やレンタカーを借りる時などに提示を求められる)ので、とても便利です。
十分な限度額を持ち、使える金額が残っている「クレジットカード」を1枚は持っていくことをおすすめします。
トラベラーズチェック(T/C)
旅行者用小切手のこと。
サインをすることによって現金化が可能になる小切手です。
万一、盗難・紛失しても再発行できるのと、現金より両替レートが安い、というメリットがあります。
「トラベラーズチェック」は、外国為替取り扱いの銀行、郵便局、一部の旅行会社で購入することができます。
国際キャッシュカード
日本の銀行口座にあるお金を、旅先の海外のATMから現地通貨で引き出せるカード。
最近になって急に利用が高まっているのが、この「国際キャッシュカード」です。
取扱いの銀行(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、新生銀行など)によって、利用規定や手数料は異なります。
利用する場合は、申込みが必要になる(国内で使用しているキャッシュカードでは使用できないため)ので、スケジュールに余裕をもって早い 時期に銀行にお問合わせください。
ガイドブック
地球の歩き方、るるぶ、ブルーガイドなど。
「ガイドブック」は必需品です。
地域別、国別、都市別など、さまざまな「ガイドブック」が出版されていますので、渡航先に合わせて1冊持っていくといいでしょう。
セキュリティグッズ
パスポート、クレジットカードなどの貴重品を守るための旅行グッズ。
パスポート(旅券)、航空券、現金、クレジットカード、トラベラーズチェックなど、日本にいる時とは比べものにならないほど注意をはらうべき貴重品が多い海外旅行。
ホテルではセイフティ・ボックスを利用できますが、外出中も気を抜けません。
外出中に、インナーとして使用するセキュリティグッズ「貴重品袋(貴重品ケース)」には、ウエストポーチ型と首下げ型の2種類があります。
こうした「セキュリティグッズ」を利用して、自分の貴重品は自分でしっかり守りましょう。
パスポートカバー
パスポートを入れるための専用カバー。
出国審査の際、カバーを外して「パスポート」を係官に提示しなければならないので、カバーの着脱が簡単なものがいいでしょう。
衣類圧縮袋
かさばる衣類をコンパクトに収納できる袋。
海外旅行の場合、ついつい衣類をよけいに詰めてしまいがちです。
そんな時でも「衣類圧縮袋」を使えば、かさばる衣類や寒い時期、寒いところに行く場合の衣類なども3分の2ぐらいのスペースで収まるので、収納がとても楽になります。
常備薬
常備薬は日本から持っていきましょう。
持病のある人は、出発前にかかりつけの医師に相談してみましょう。
渡航先の薬局でもひと通りの薬は入手できますが、やはり飲み慣れている・使い慣れているもののほうが安心できます。
旅行中は疲労などから下痢をしやすいので、胃腸薬や下痢止めは必携です。
変圧器
渡航先の電圧を日本用に変換するためのもの。
ノートパソコン、デジタルカメラ、携帯電話の充電など、海外へ行っても日本の電気製品を使用することは思っている以上に多いです。
日本の電圧は100Vですが、海外の電圧は110V~280Vまでさまざま。
また、電気プラグ(コンセント)の形も国によってさまざまです。
ですから、海外へ行って日本の電気製品を使うためには「変圧器」と「変換プラグアダプター」が必要になります。
アメリカ・韓国・台湾用、ヨーロッパ・オーストラリア用、全世界対応のマルチタイプなどさまざまなタイプがありますので、渡航先や旅行スタイルに合った 「変圧器」を持っていきましょう。
変換プラグアダプター
渡航先の電気プラグ(コンセント)を日本用に変換するためのもの。
ノートパソコン、デジタルカメラ、携帯電話の充電など、海外へ行っても日本の電気製品を使用することは思っている以上に多いです。
日本の電圧は100Vですが、海外の電圧は110V~280Vまでさまざま。
また、電気プラグ(コンセント)の形も国によってさまざまです。
ですから、海外へ行って日本の電気製品を使うためには「変圧器」と「変換プラグアダプター」が必要になります。
海外の電気プラグは、A、B、B3、BF、C、SE、Oの7種類ありますので、渡航先や旅行スタイルに合った「変換プラグアダプター」を持っていきましょう。
EDカード(Embarkation and Disembarkation card)
出入国管理カードのこと。
入国審査の際に、パスポートと一緒に係官に提出するものです。
飛行機が目的地に近づいてくると、到着国の「EDカード」が配られますので、機内で書いておきましょう。
書き込む事柄は、名前、生年月日、国籍、パスポート番号、職業などです。
クレームタグ(託送荷物引換証)
チェックインカウンターで預ける荷物1個につき1枚ずつ渡される半券。
航空券の裏に貼ってくれる場合もあります。
もし、荷物が届かなかったり、荷物が破損していたりした場合は、この半券でクレームをつけるので失くさないように大切に保管しておきましょう。
ボーディングパス
搭乗券のこと。
チェックインカウンターで航空券とパスポートを提示すると、「ボーディングパス(搭乗券)」を渡してくれます。
「ボーディングパス(搭乗券)」には、搭乗時間、搭乗ゲート番号、座席番号が記載されています。
機内持ち込み手荷物
通常は3辺(タテ、ヨコ、高さ)の合計が115cm以内のもの。
と、規定がありますが、常識的な大きさならOKです。
荷物の大きさに関わらず、ハサミ、万能ナイフなどの刃物や危険物は持ち込めないので、そのようなものは託送荷物(スーツケースなど)に入れるようにしましょう。
共同運航便
複数の航空会社が、ひとつの飛行機にそれぞれの便名をつけて運航する便のこと。
「共同運航便」のチェックインは、機材を使用する航空会社のチェックインカウンターで行います。
託送荷物
空港のチェックインカウンターで預ける荷物のこと。
ここでスーツケースやバックパックなどの大きな荷物を預けて身軽になります。
「託送荷物」は、路線によって規定(重量制限または個数制限)があります。
- 重量制限:ヨーロッパ、アジア、オセアニア方面への発着便
- 個数制限:アメリカ(グアム、サイパンを含む)、カナダ、メキシコ、ブラジル発着便
VAT(付加価値税)
外国人旅行者(および非居住者)が商品購入時に納めた付加価値税のこと。
日本の消費税のようなもので、20%という高率の国もあります。
ヨーロッパ、シンガポール、韓国、アルゼンチンなどでは、その国から帰国する際に所定の手続きをすれば、「VAT(付加価値税)の払い戻し」を受けることができます。
渡航先のVAT制度の有無については、事前にチェックしておきましょう。
エフ・アイ・ティー(FIT)
個人旅行、個人旅行者のこと。
FIT=Foreign Independent Travelの略。