ホテルの予約に関連した用語(用語集)を紹介しています。
ホテルの予約の用語集
ウォークイン、コンファメーション・スリップ、ショルダーシーズン、デポジット、ノーショー、ホテルバウチャー、ミニマムステイ、ラン・オブ・ザ・ハウス(ROH)など、さまざまなホテルの予約の用語(用語集)を解説しています。
ウォークイン
予約なしで、宿泊を希望し、直接フロントに来る客のこと。
予約なしのために、利用客の身元のチェックやデポジットの請求を行うのが一般的です。
通常、宿泊料金はホテルの提示する割引なしの料金が適用されます。
空き室に余裕がある場合、交渉次第では眺めのいい部屋など、条件のよい部屋に宿泊できる可能性もあります。
オーバーブック
客室よりも、宿泊客の方が多い状況。「オーバーブッキング」ともいいます。
ホテルは通常、当日のキャンセルなどを見越して、部屋数よりも多い数の予約を受け付けています。
しかしそこで見込み違いが起きると、「予約はとれているのに部屋がない」という状態が発生してしまいます。
これを「オーバーブック」と言い、ピークシーズンに起きることが多いです。
なお、「オーバーブック」は世界一般的にホテル側の免責事項となっています。
オフシーズン
予約が少ない閑散期。
一般的に、この時期は料金も安くなり混雑も少ないので、狙い目です。
ただ、気候などが悪いためのオフシーズンもありますので、ご注意ください。
「ローシーズン」「バリューシーズン」「ボトムシーズン」ともいいます。
キャンセル
一度入れた予約を取り消すこと。
これを行わないと違約金、キャンセレーション・フィーなどを要求されることがあるので、キャンセレーション・ナンバーを確認しておくとよいでしょう。
コンファメーション・スリップ
ホテルの宿泊予約確認書のこと。
ホテル、もしくはホテルの予約事務所が予約客に発行します。
予約確認番号や予約客名、到着・出発日、客室のタイプや室料・食事料金などの予約内容が記載されています。
ショルダーシーズン
「ノーマルシーズン」と「ピークシーズン」の中間程度の混み具合のシーズンのこと。
通常よりはやや混んでいるけれど、ピークというほどではない、という時期をいいます。
同じ地域でも、ホテルによってはこの時期に異なるマーケティングをすることがあり、割安な料金を出しているところもあります。
シングルユース
ツインやダブルの部屋を、1人で使用すること。
料金は、ツインあるいはダブルの料金が適用されます。
海外のホテルは、日本の旅館と違って「人数」ではなく「1部屋いくら」という決め方になっています。
ですから、たとえ宿泊する人が1人でも、料金はツインまたはダブルの料金になるのです。
デポジット
預かり金、保証金の意味。
クーポンに含まれない食事代や電話代の支払い保障のために、チェックイン時に一定金額をフロントに預けるよう言われることがあります。これが「デポジット」です。
「デポジット」は、チェックアウトの精算金に充当されます。
ノーショー
予約をした人が、何の連絡もなく現れないこと。
これに対し、ホテル側は違約金、ノーショー・チャージを要求することができます。
予約金などは、違約金としてホテルに支払うことになります。あるいは、クレジットカードから引き落とされることもあります。
迷惑をかけないためにも、キャンセルする時は電話を1本忘れずに。
ピークシーズン
一番混み合う時期。混雑期。
国により混み合う時期は異なりますが、この時期は料金が高かったり(標準料金の2~3倍以上の場合も)、部屋がとれにくかったりしますので、数か月前からの早めの予約が望ましいです。
「ハイシーズン」「トップシーズン」ともいいます。
ファミリープラン
ツインやダブルの部屋でも、一定年齢(人数)以下の子供と一緒に追加料金なしで泊まることができるプラン。
適用される子供の年齢(人数)は、地域やホテルによってもさまざまですから、予約の際にご確認ください。
ホテルバウチャー
宿泊料金の支払い保証書のこと。
「ホテルバウチャー」と引き換えに、ホテルでバウチャー記載の宿泊の提供を受けることができます。
原則として宿泊目的に適用され、その他の目的(食事、送迎など)は含まれていません。
ホテルチェックインの際、必ず前もってバウチャーをホテルのフロントに提示してください。
バウチャーを忘れると、宿泊できない場合や現地で通常の宿泊料金を請求される場合があります。
バウチャーは、絶対に忘れないようにご注意ください。
ミニマムステイ
ホテルの最低宿泊数のこと。
年末年始やクリスマスなど特別な年中行事の期間、あるいはリゾートホテルの混み合う時期には、ホテルによっては最低宿泊数が決まっている場合がありますのでご注意ください。
ラン・オブ・ザ・ハウス(ROH)
ホテル予約形態を表す言葉で「部屋指定なし」の意味。
一般的なホテル予約の形態で、チェックイン時に空いている部屋に宿泊する形になり、多くの場合、空いている部屋の中で一番割安の部屋が割り当てられます。
一見、不利なようですが、空いていれば、いい部屋に泊まれる可能性もあります。
ただ、確実に一定のクラスの部屋に泊まりたい場合は、少々金額が上がっても、予約の際に部屋指定をするほうが無難といえます。
リクエストベース
直訳すると「リクエストに応じて」という意味。
ホテルの料金があらかじめ決まっておらず、「予約を入れてみて初めて料金がわかる」といった場合、その料金は「リクエストベース」といいます。
国際会議や祭事・イベントなどのため特定の場所が集中的に混みあう場合や、ピークシーズンで混み合う時期などに、需要と供給のバランスをとるための、ホテルマーケティングの一貫として、料金が「リクエストベース」になることがよくあります。